ビールの種類と豆知識

ビールの歴史

ビールは日本人にとても馴染みのあるお酒の一つ。
夏にキリっと冷やしたビールは格別の美味しさですし、お風呂上りに飲むのも最高ですよね。
そんなビールの歴史はかなり古く、紀元前4000年以上前から作られていたと言われています。紀元前3000年頃にシュメール人が残した粘土の石板には、ビールを作る人たちの姿が刻まれています。

麦は紀元前の時代、水で煮込んでお粥として食べられていました。
このお粥がビールの始まりです。当時は麦を挽いて粉にしパンとして焼き上げたものに水を加えて発酵させ、ビールとして飲んでいたと言われています。
生水を安心して飲めない時代、栄養価も高く美味しいビールは人々の癒しでもあり、明日の活力源となっていたのでしょう。

ビールは中世になると製造法も次第に改良され、香味剤であるグルートを使いビールを醸造するようになりました。
グルートの中でもホップを使用したビールは品質が高い事がわかり、ドイツで「ビールは大麦・ホップ・水以外の物を使って醸造してはならない」というビール純粋令が発令され、これがビールの原料をハッキリと定義付ける事になったのです。

その後、明治3年に日本でもビールの醸造がアメリカ人によって始まりましたが、当時は外国人向けで日本人が気軽に飲める物ではありませんでした。
明治5年になると日本人が本格的に国内でのビール醸造を始め、それ以後次々とビール醸造所が増え最盛期には100社もの醸造所が誕生しました。
明治から大正、昭和と時代を経るごとにビール醸造所は淘汰・再編されて現在に至っています。

ビールの製造方法

ビールの原材料は大麦・ホップ・水がメインです。
まずは発芽する前の大麦を収穫。工場でゴミや埃を綺麗に取り除き、水分を含ませて発芽させます。その後焙煎室で適度にローストすると、ビール独特の色や香りの準備が完了。
ローストされた麦芽は細かく砕かれ、温水と粉砕された麦芽、その他の原材料を混ぜてお粥状にして糖化。
麦芽の中のデンプンが糖に変化し、その後ホップや酵母などを加える事で発酵が進みます。

発酵したからと言ってすぐにビールとして出荷出来るわけではなく、貯蔵タンクでしばらく熟成され不純物をろ過します。
その後、出来上がったビールはアルミ缶や瓶などに詰められて出荷されます。
ビールは賞味期限が設定されているので、美味しく飲むためには出来るだけ早めに飲むようにしましょう。

ビールの種類

ビールは世界中で醸造されており、その種類を上げればキリがありません。
よく聞く分類としては「上面発酵ビール」「下面発酵ビール」「自然発酵ビール」でしょう。
「上面発酵ビール」はエールビールやベルジャンエール、アルト、ポーターなどがあり、比較的高い温度(約20℃前後)で発酵させたビール。
「下面発酵ビール」は約5℃前後の低温で発酵させたビール。低温発酵なので冷やして飲むと美味しいという特徴があります。
代表的なビールにラガー、ピルスナー、デュンケル、シュバルツ、ボックなどがあります。

自然発酵ビールは、酵母を利用せずに空気中に存在する微生物を使って発酵させるビール。ベルギーのランビックが有名です。

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