ブランデーの種類と豆知識

ブランデーの歴史

ブランデーの始まりは13世紀頃。スペイン人の錬金術師がワインを蒸留(ワインを熱してアルコール濃度の高い水蒸気だけを集めて冷やすこと)して医薬品として利用していた、と言う記録が残っています。
この薬はオー・ド・ヴィー(命の水)と呼ばれて広く伝播していったとされています。ウイスキーもアクアヴィテ(ラテン語で命の水)と呼ばれていたのは不思議な一致ですね。

フランスではワインの醸造が盛んに行なわれていましたが、異常気象や戦争などにより生産量や質が安定せず、また長期保存には向かないワインもあり、酸っぱくなってしまう製品がどうしても生まれる現状がありました。
そこで長期保存に耐えられるようにワインを蒸留し、アルコール濃度を意図的にアップ。
これが美味しいと評判を呼び、ワインを蒸留したブランデーが生産されるようになったのです。

当時の税制ではアルコール濃度ではなくお酒の量に対して税金が課せられていたため、少ない量でアルコール濃度の高いブランデーは節税効果が抜群でした。
税制面もブランデー発展のためのプラス要因だったようです。こうしてブランデーは多くの方々に親しまれるようになっていきました。

ブランデーの製造方法

そんなブランデーですが一見すると同じ琥珀色のウイスキーと見分けがつかず「どっちがどっちなの?何が違うの?」と迷ってしまいますね。
ブランデーもウイスキーも同じ蒸留酒で、出来上がったお酒を樽に詰めて熟成させるという点では共通しています。

ブランデーはワインを蒸留させる事で作られており、主に白葡萄のワインを使用します。
葡萄を破砕し圧搾して発酵させるのはワインと全く同じ。発酵の工程が終了すると蒸留してアルコール濃度を高め、オーク樽に詰めて熟成させます。

蒸留が終わったばかりの原酒は無色透明で刺激的な味です。ブランデー特有の色や香り、まろやかさはありません。
樽の中で熟成させ、原酒を混ぜ合わせる事で独自の味わいや香り、甘みが生まれるのです。

ブランデーの種類

ワイン以外に林檎酒を蒸留したアップルブランデー、さくらんぼから作られるチェリーブランデーなどの種類もありますが、やはり圧倒的に多いのはワインを原材料としたブランデーです。
お店で「ブランデーください」と言えば葡萄を原料としたブランデーが出てきますので、アップルブランデーが飲みたいなら「アップルブランデーをください」とお願いしましょう。

ブランデーのランクとは

ブランデーに詳しくない方でも、「V.S.O.P.」や「X.O.」と言った言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?これは、ブランデーのランクの種類のこと。
フランスのコニャック地方とアルマナック地方で作られたブランデーが熟成年数によりランク付けされます。(ちなみにコニャックとアルマニャックの場合、樽熟成3年目にならなければ販売出来ない事になっています。)

樽熟成3年目の製品を「スリースター」や「V.S.」と表記し、樽熟成5年目のもので「V.S.O.P.」となり、熟成7年目から「ナポレオン」や「X.O.」のランクになります。
ランクが上がれば上がる程、樽熟成にかなり時間が掛かっている事になるのですね。
もちろん好みがありますから、あまり熟成されていない若いウイスキーが好きと言う方はV.P.やスリースターがおすすめです。

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